チャンプ/ちばあきお・七三太郎

少年漫画の至宝、「ちばあきお」さんの遺作となった「チャンプ」です。1984年に「月間少年ジャンプ」に連載されました。この頃の「ちばあきお」さんと言えば、「キャプテン」、「プレイボール」の大ヒットで少年野球漫画の第一人者と呼んでも差し支えない存在だっと思っていたのだが、実は終盤は疲れ果てていたらしい。連載が終わり、少し休んで「ふしぎトーボくん」というけっしてヒットはしなかったけど「ちばあきお」さんらしい子供の気持ちに戻れるホノボノ系のマンガを描いていた。スグ終わったけど個人的には好きな作品でした。
そして、いよいよ本格的に創作を再開したと思われていた「チャンプ」だが、この時期は各誌にボクシングマンガが氾濫していたが、「ちばあきお」さんの描くボクシングマンガとなると、さすがに一味違った。他のボクシングマンガ特有の壮絶感とか必死さとか殺気めいたものが、全く感じられない。爽やかでホノボノとした青春の汗!クサイ表現だが、悲壮感がなくてキャラクターの性格とか行動で読ませてくれていた。
だが、スグに終了した…
すっごい山奥に暮らす主人公「太一」の山小屋にボクサーがトレーニングにやってきた。そこでボクシングに魅せられた「太一」が中学卒業後に上京して本当にボクサーになってしまった。プロテストに合格し、デビュー戦で勝ったところで終わっている。
「江口寿史」の「エイジ」にも似た中途半端な終わり方で、欲求不満になりますが、「ちばあきお」さん この時期極度に疲れ果てていたようで、ゆっくり休んでもらいたいと、その時は思いましたが、今読み返すと早く続きを描いてくれって思います(T_T)
チャンプ←完結できていたら「あしたのジョー」や「はじめの一歩」並の評価を受けたはずです。
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