GO AHEAD!!/江口寿史
天才「江口寿史」が、天才の片鱗を見せ始めたのは、1980年に発表された短編「GO AHEAD!!」からだった。この作品から一皮抜けたっていうか、絵やストーリー、ギャグセンスが洗練されたように感じる。
特に絵は、その後の「ストップひばりくん」で開花した「江口寿史」特有のイラスト的な爽やかさが滲み始めている。
「江口寿史」の初期の短編集で「GO AHEAD!!」です。他にはデビュー作の「恐るべき子どもたち」や「日の丸劇場」の前身ともいえる「名探偵はいつもスランプ」が収録されています。
「GO AHEAD!!」は1980年「週間少年ジャンプ」の第8回愛読者賞にエントリーされたのだが、今でも作品の細部まで思い出せる名作だ。
バンドをやってる高校生の話で、「アマチュア・ロック・コンテスト」に出場するまでを描いている。同じ高校から別の女性バンドも出場する予定だったが、お互い、いがみ合っているうちに双方のギタリストがコンテスト前に負傷してしまった。出場を諦めかけていたが、負傷したのが右手と左手だったことより二人で一本のギターを弾くことにする。
青春、熱血、努力という「江口寿史」が描くと、チョットひねくれているが、結構感動できる作品です。青春とか熱血の雰囲気が、この後の未完の名作「エイジ」の前身になっているように思います。
ちなみに、この年の愛読者賞には「車田正美」の「リングにこけろ」や「松本零士」の「わが青春のハーロック」などがエントリーされていて「週間少年ジャンプ」が、大いに盛り上がっていた時期だった。現在、こんなに勢いのある雑誌が見当たらないのは残念なことです。
GO AHEAD!!←青春だよねぇ~
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コメント
「宇宙海賊キャプテンハーロック」の
主人公は元々冒険家であり、
「我が青春のアルカディア・無限軌道SSX」では元軍人で、表面的な言動は似ていても
人格が違います。後者のテレビは映画から続いています。そして前者の前史的作品が
「わが青春のハーロック」であり、
零士ファンにとっては意味が大きい短編です。
ちなみに私は冒険家の方が好きです。
投稿: 砂野 | 2005/04/23 09:18
はじめまして。
トラックバックありがとうございます。
私のブログはマンガではなく音楽のことを書いているのですが、たまたまこの本を取り上げたので、こちらからもTBさせていただきました。
マンガも大好きなので、たまに遊びに来ます。
ここで取り上げられているマンガは、私も大好きなものがたくさんあります。
それでは。
投稿: Blue1981 | 2005/08/29 01:40