青木雄二

「ナニワ金融道」の作者「青木雄二」さんは、口は悪いし、本当のこと言からきっと嫌われ者だったと思うが、「偉い人」だった。
マンガ家としてのデビューは44歳とかなり遅く、まるで「ナニワ金融道」を描くためにそれまで社会勉強していたのではないかと思えてしまうくらい、世の中のことを良く知っていた。
青木雄二さんのマンガには、それまでにないリアリティがあった。「人間社会の汚さ」「金の怖さ」「人の弱さ」「人のずるさ」をマンガで表現していた。それは読んでいて居た堪れなくなるほど切ない状況を描いていた。
こんなに本当のことをマンガにしたのは青木さんが初めてだった。しかも毎日付き合っている”金”に関することをだ。
人間社会は表面上はきれい事で成り立っている。裏ではコソコソ汚いことをしたり、言ったりで成り立っている。
本当のことなのだが、あえてそれをマンガにしてしまったのは怖かった。
「そういえば昔両親が金のことでケンカしていたなぁ」とか「母親が借金している現場見てしまったなぁ」とか思い出して怖くなってしまうのだ。悲しいのではなく、触れられたくない過去に触れられるような怖さがあった。
実は彼の漫画作品よりも「ナニワ金融道」の連載を終えてからのエッセイのような著述が好きだ。彼は金のことをゼニと呼ぶ。ゼニの社会の本当のことを文章で表現していた。
「な~るほどぉ、そうだよなぁ」と納得してしまうのだ。ゼニの社会をいかに生きればよいかと本気で考えさせられてしまう。
現在の私のゼニに関する考え方は「青木雄二」の著述による影響が強い。
今までの苦労は金に関するものか多い。嫌な記憶も金に関するものが多い(T_T)
金のせいで嫌な思いしてきたような気がする。「青木雄二」の言うことはもっともだ。と納得させられた。
そんな青木さんも病気で2003年に亡くなっている。本当のこと言い過ぎてバチが当たったんじゃないかと思える。
ゼニの伝道師「青木雄二」さんの御冥福を祈ります。
青木雄二←ゼニのことなら彼に聞け!
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コメント
最近良く図書館で借りて読んでるのですが、確かに「え?そうだったの?」って事ばっかり載せてあって驚きますよね。
投稿: ゆざいちょ | 2006/10/07 01:47
ゆざいちょさんコメントありがとうございます。
僕は今でも青木雄二さんの本を読み直して、根性入れ直すように心がけています。油断していると平和ボケしてくるように感じます(^_^;)
投稿: 太郎 | 2006/10/07 08:54