機動戦士ガンダムTHE ORIGIN/安彦良和
今年で「ガンダム」生誕25年ということは、1979年に放映された計算になる。
この頃の自分は中三だから、ズイブン年をとったものだ。
アムロと同じくらいの年だったんだ・・・
「宇宙戦艦ヤマト」以降、まがい物のアニメが横行していた。本物のアニメを追い求めていた時代だった。
おそらくは創り手も過去のアニメと決別し、アニメの新たな方向を見出そうと、試行錯誤して時代だった。
そんな時期に「ガンダム」と出合った。
テレビのブラウン管を通して「宇宙世紀0079」を目撃してしまったのだ。
それまでのアニメを見ている感覚とは異質なものを感じていた。
別の国の戦争のニュースをテレビから覗いているような感覚だ。
登場人物も視聴者には気をつかわない、好き勝手に行動する。視聴者が判らない会話を平気でする。
視聴者ではなく目撃者として「ガンダム」を覗いていた。中三の頃の僕は今までにない表現方法に引き付けられていった。
僕にとっての「ガンダム」は別の次元で本当にあった話として心に刻まれたのだ。
「ガンダムエース」はガンダム生誕20周年に創刊されたはずなので、もう5年も経過している。
客観的に見て、この作品のためだけにある雑誌といっても過言ではない。
「機動戦士ガンダム」を復活させるためだけの目的で創刊された雑誌であり、完結とともに廃刊になるのは確実だ。
アニメの「ガンダム」をマンガでリメークしたものであるが作者が素晴らしい!
安彦良和氏だ!
彼はファーストガンダムのキャラクターデザインとアニメーションディレクターをつとめている。
ファーストガンダムは彼の感性を色濃く反映している。
当然アニメは一人では制作できない。共同作業で携わった人の感性が交じり合い「ガンダム」という世界を創作しているが、彼がその中心にいたことは間違いない。
「ザク」のヒップラインが女性的であること、「ガンダム」のふくらはぎの曲線の美しさは、安彦氏の描く女性を彷彿させる。非常に色っぽいのだ。
ストーリーの大筋はアニメと同じだが、「大人のガンダム」といった趣である。随所に安彦氏の感性がちりばめられ、アニメとは別のもの、マンガとしてのガンダムを完成させている。
マンガのアニメ化はよくあるが、マンガを超えたものは未だにない。
機動戦士ガンダムTHE ORIGINは、間違いなくアニメを超えている。
アニメで表現できなかった部分をマンガで補完し、アニメ以上のものとしている。
わたしにとっての「ガンダム」とは、「ファーストガンダム」以外にない。「Z・・」「ZZ・・」等も見ていない。というか見れない。
「あれはガンダムじゃない」って感覚が湧いてくる。
絵とかストーリーじゃなくスピリッツが異質なのだ。
私にとって機動戦士ガンダムTHE ORIGINは「ガンダム」と同質である。”違うけど同じもの”なのである。スピリッツが同じなのだ。
「ファーストガンダム」の洗礼を受けた僕にとって「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」は、聖典として部屋の片隅に祭られるほどの作品に昇華している。
この作品をみてから「ボーヤだからさ・・・」と3回は言ってると思う(^_^;)
(このセリフの意味オヤジ世代のマニアしか判らないかも・・・)
残念なのはこの先のストーリー展開がわかることである(ーー;)
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN←蘇る名作!
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コメント
はじめまして。
安彦ガンダム論として面白くよまさせて頂きました。安彦良和氏が描くモビルスーツが女性的だという指摘。面白いですね。
私のココログからガンダムTHE ORIGINつながりのトラックバックも送信させて頂きました。
>ありがとうございます。
投稿: さとぴー | 2005/01/10 15:28